カンボジア 経済発展と格差

カンボジア経済発展と格差

内戦が終結してから、カンボジアの発展は著しいです。2001年から2010年に掛け平均約8%と経済成長率は高く、ASEANの議長国も務めるほどの国家なりました。しかし、この急速な経済発展に便乗し、豊かになっている地域、民族はほんの一部でしかないとも言われています。当社も首都プノンペンを中心に調査を行う中で、人口100万人以上を誇るこの大都市の近年の発展には驚かされますが、少し田舎の地域に立ち寄ると、数年前から何も変わっていない人々の暮らしを目の当たりにします。カンボジアで調査を行う中で感じる経済発展と格差について当社独自の視点でお話したいと思います。

都心部から離れた地域の状況

プノンペンから1時間ほど郊外へ車で移動すると、大都会から田舎に景色が移り変わります。都市部とは対照的に、設備も整っておらず、医療施設も十分ではありません。もっとも身近な公的医療機関がヘルスセンターと呼ばれる場所です。しかし、こういった機関にすら行けず、村で薬を考究して対応している人も多いのが現状です。経済格差と共に、医療格差も広がっている面が見受けられます。

また、地域によっては電気や水道が整備されておらず、家にトイレも設置されていないような貧しい地区もあります。農村地帯では、”ほったて小屋”のような小さな小屋で人々が暮らす光景も見られます。教育を満足に受けられる地域も少なく、学校に行く事も出来ない子供も多いのです。カンボジアでは、確かに近年、アジア諸国の中でもまれに見る経済発展を遂げていますが、地域によって格差が大きく、貧困の層にある人の割合の方が高いと思われます。

カンボジアの経済発展と経済格差の未来

カンボジアの経済がこのまま著しく発展を続ければ、上記のような格差はいつかなくなるとも言われていますが、実際のところ、カンボジアは中国の経済発展の事情と同様、経済発展での所得分配のバランスが崩れることにより、国内での経済格差がますます広まっていくのではないかと予想されています。

この国には多くの外資系の企業が参入しています。しかし、こういった企業で就職できる現地人もほんの一部で、働けない人の生活は苦しいまま何も変わりません。それどころか、今後、ますます格差が広がることが懸念されています。しかし、こうした状況がありながら、貧しい農村では子供たちは生活状況に関係なく笑顔で暮らしている姿が見られます。生活が豊かになるのは大切なことですが、それ以上に何か大切なものがあるのではないかと感じさせられるカンボジアという国の一面です。


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